卵巣がんで1年前に支給申請して不支給になってしまったため、不服申し立てを行ない、障害厚生年金3級を受給できた事例
相談に来られた状況
当センターのホームページをご覧いただき、ご本人様からお問い合わせをいただきました。
杉山社労士の見解
当初のご本人様の体調はあまりよくない感じでしたが、ヘルパーのお仕事は少しできている状態でした。治療を継続していらっしゃいましたが、経過は思わしくなく、体調の悪い時には、発熱、吐き気、片頭痛などにより動けなくなることが増えているということでしたので、申請をお引き受けすることにしました。
受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
ご本人が治療経過を記録してありましたので、治療の経過や日常生活の状態など詳細に把握することができました。
診断書の作成
通院は初診からずっと同じ病院でしたので、スムーズに診断書を作成してもらうことができました。
申立書の作成
申立書の作成については、ヒアリングで伺った内容を正確に書面に反映させました。
不服申し立てについて
申請の結果、不支給という決定がおりましたので、就労にも日常生活にも影響が出ていることから、この判定には納得がいかず、ご本人と相談の上、不服申し立てをすることにしました。
少なくとも就労が困難な程度にまで症状が進んできていることなどを訴えました。
結果
審査請求書を提出して約6カ月で障害厚生年金3級が認定になり、年間約60万円の年金を受け取ることが出来るようになりました。
留意点
何度も言うようですが、病院の短時間の診察時間の中で、日常生活における不自由などを医師に伝えることがなかなか難しいかもしれません。
酷い病院になると医師が自ら忙しいからといって患者の話を取り合ってくれないといったケースも耳にしています。
医師の忙しいのはわからなくはないので、何らかの形でそれを伝える方法を考えてください。