右視床出血、左片麻痺により障害厚生年金3級が認定された事例
相談に来られた状況
当センターのホームページをご覧いただき、お問い合わせをしてくださいました。現在、会社に復帰はされているとはいうものの、以前の業務に就けず、軽易な業務についていらっしゃるとのことで、将来のことと給与が以前ほどにもらえなくなっている経済的な心配で、ご本人の奥様から申請が可能かのご相談をいただきました。
杉山社労士の見解
仕事の出張先で倒れてしまい、以後左片麻痺が残ってしまっていました。
早期に治療が行われたため、重篤な症状にまではいたっておりませんでしたが、就労にも日常生活にも支障が残っている状態でありましたので、申請は可能と判断し、お手伝いさせていただくことにいたしました。
受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
ご本人と奥様に2回にわたり、当事務所にお越しいただき、発症以降の治療の経過や日常生活における不自由な点について、つぶさにお伺いしました。
診断書の作成
診断書の作成については、転医した総合病院で作成してもらうか、現在リハビリ中の病院で書いてもらうか検討を要しましたが、医師とも相談の上、リハビリ中の病院で作成してもらうことにしました。
2週間程度で出来あがりました。
申立書の作成
2回にわたりヒアリングをもとに、症状の経過を丁寧にまとめて行きました。特に、最近の状態は可能な限りつぶさに症状がイメージできるように作成しました。
結果
額改定請求書を提出して約3か月で障害厚生年金3級が認定になり、年間約75万円の年金が受け取れるようになりました。
留意点
最近、当センターにご相談いただく案件で、脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血等の脳血管疾患による肢体の麻痺の申請案件が増えています。
年齢も比較的若年化している傾向が見受けられます。食生活が豊かになり、体脂肪やメタボリック、中性脂肪の増加などから脳血管疾患に至るケースも多くなっているのかもしれません。
病気が発症してからでは手遅れになることもありますので、日頃から健康管理には十分留意してくださいね。